巡礼番号:壱
:成田テレビ中継放送局:
(千葉県成田市)


:電波塔の特徴・スペック:
所在地:

千葉県成田市大袋字塔之下

高さ:

海抜185.7m

入力方式: 8Yアンテナ2段2列 2式 ・ 12Yアンテナ2段2列 5式

出力形式:

4L双ループアンテナ 3段2面2式 平行偏波

出力:

映像:30W 音声:7.5W

役割: 東京タワーからの地上波を、増幅・再送信
業務用無線・業務用携帯電話の中継

所有・管理者:

空港情報通信株式会社

送信チャンネル: :アナアナ変換前:(〜2004年 7/11)
NHK総合:30 NHK教育:28
NTV:25 TBS:23 フジ:21 テレ朝:19 テレ東:17

:アナアナ変換後:(2004年 6月初旬〜)
NHK総合:51 NHK教育:49
NTV:53 TBS:55 フジ:57 テレ朝:59 テレ東:61

基本的な設備: :テレビ送信施設:
非常発電気設備
デジタル処理によるEスポキャンセラー(NHK総合・NHK教育)
二重設備

:無線施設:
MCAの移動無線センター
移動通信システム協会



:感想及び補足:
コレを見に行ったのはいつのことだっただろうか。まだ暑かった日の事だったと思う。
とりあえず、この企画案が既に出ており、一発目は地元を攻めることにした。
友人で元同じ部活の先輩だったI氏に「成田のテレビ塔を見に行こう」と言い、アキバに行く途中寄ってもらった。
車で行ったからいいものの、歩いて行くには厳しい。近くにあるバブル末期に開拓された住宅地にある駅から、車で5分といったところだろうか。駅前の閑静な住宅地とはうってかわって、住宅地として開発をしたものの、誰も通らない墓地のような所を抜け、山道を越えたところに鉄塔はひっそりと姿を現した。
住宅地から離れ、農村の風景の中、黒い巨塔はあった。

この電波塔、珍しいのは所有者がテレビ局でないこと。
普通田舎の場合、中継送信所はNHKと地元民放の共同出資で建つことが多い。
例えば千葉の場合は、「NHK」と地元の「ちばテレビ」や、「NHK」・「ちばテレビ」・「FMサウンド千葉(Bay-FM)」の場合がほとんどである。
しかし、この送信所は成田空港における電波障害をさけるために作られたものなので、今も成田空港公団の外郭企業がもっているようだ。そのため、千葉県では珍しい「ちばテレビ」と「FMサウンド千葉(Bay-FM)」の電波が出ていない送信所になっている。

話を戻すとしよう。恥ずかしながら私東京タワー以外で初めて電波塔を見ました。
異様な雰囲気といい、無機質な感触といいなんとも言えない光景です。
とりあえず、鉄塔の先端を見ると「八木アンテナ」を発見! どうやらこれで東京タワーの電波を取ってるようだ。
あの高さで取れればさぞかし映りも良いだろうと納得。家の屋根なんかとは比べ物にならないからね(笑
下には建物も数棟発見したが、何をしている物なのか不明です。
明らかに私の知識不足。30個くらい巡礼すれば建物の中身もわかるようになるだろうか・・・。

とりあえず写真を数枚撮り、今回はこの場をあとにした。

:写真:(写真をクリックすると大きくして見られます)
●塔全体(遠くから全体を)
写真では分かりづらいが、地方の中継アンテナとは思えないほど高い。
●塔全体(ふもとから見上げるように)
若干だけど、上の方に八木アンテナが見える
●詳細が書いてあったボード
ご親切に入力方法から出力方法まで細かく載ってます
●塔の下にあった建物群
右奥に見える鉄塔は、サブ送信所ではなく送電線(苦笑
●塔の下にあった建物群(説明付き)
左手前の建物は「MCAの移動無線センター」
その後ろの建物は「移動通信システム協会の中継基地」
そのまわりは付属の設備。
●塔真下の建物
テレビ中継放送局は、全て(アンテナ除く)2重化されており、
非常発電気設備を備え、停電になっても停止することはない。
成田局のNHK総合、教育にはデジタル処理による
Eスポキャンセラーも備えています。
●立ち入り禁止の張り板
まぁ、当たり前だけどね(^^;
●塔周辺の民家
わかりづらくて申し訳ない。よ〜く見るとUHF用のアンテナが
上を向いてるのがわかる


:スペシャルサンクス:
●moto様(鉄塔下の建物群についての補足を頂きました。ありがとうございました。)

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