巡礼番号:参拾八
:常陸鹿島テレビ中継放送局:
(茨城県鹿嶋市)


:電波塔の特徴・スペック:
所在地:

茨城県鹿嶋市下津
「 35°58'57.00"N, 140°39'11.00"E」(Google Earth対応)
(2008年10月現在 精密写真なし 国土地理院地図より割り出し)

高さ:

地上高 50m

入力方式: <アナログ>
12素子VHF八木アンテナ×各2 (在京民放・東京受け)
8素子VHF八木アンテナ×各2 (NHK東京・東京受け)
グリッドパラボラアンテナ×1 (TTL? 佐原受け)

<デジタル>
プレートパラボラアンテナ×2 (TTL 筑波宝鏡固定局受け?)
プレートパラボラアンテナ×2 (TTL? デジタル佐原受け)

出力形式:

<上段>
在京民放(デジタル・アナログ兼用)
双ループアンテナ 2段2面1式 (南西、南東)
双ループアンテナ 1段2面1式 (北西、北東)
(南西、南東は2段、北西は1段下向き、北東は1段)

<下段>
NHK東京・NHKデジタル水戸(デジタル・アナログ兼用)
双ループアンテナ 2段2面1式 (南西、南東)
双ループアンテナ 1段2面1式 (北西、北東)
(南西、南東は2段、北西は1段下向き、北東は1段)

出力:

<アナログ>
映像:30w 音声:7.5w

<デジタル>
3W

役割: 親局(東京)からのアナログテレビ放送電波の受信・再送信。
中継局(佐原)からのアナログテレビ放送電波の受信・再送信。
親局(水戸)からのデジタルテレビ放送電波の受信・再送信。

所有・管理者:

日本放送協会 水戸放送局?
在京民放各社?
NHKアイテック?

送信チャンネル:
<アナログ>
日本放送協会・東京総合:31
日本放送協会・東京教育:16(マイナスオフセット)
日本テレビ放送網:33(マイナスオフセット)
東京放送:37(プラスオフセット)
フジテレビジョン:41(プラスオフセット)
テレビ朝日:29(マイナスオフセット)
テレビ東京:47

<デジタル>
日本放送協会・水戸総合デジタル:20
日本放送協会・東京教育デジタル:26
日本テレビ放送網:25
テレビ朝日:24
東京放送:22
テレビ東京:23
フジテレビジョン:21
(在京民放は2008年12月16日開局予定)

その他の設備: 非常電源?



:アクセス:
○JR鹿島線 鹿島神宮駅下車
徒歩 約1時間30分〜2時間、 車(タクシーなど) 約20分
○鹿島臨海鉄道 鹿島サッカースタジアム駅下車
徒歩 約1時間、 車(タクシーなど) 約15分

東京方面からですと、特急でも乗らない限り
東京→千葉もしくは成田→香取→鹿島神宮と乗り換えが必要なので、かなり根気が必要かも・・・。
電車の本数も少ない上、徒歩だと駅からかなり有るため、車などで行くことをオススメします。

:感想及び補足:
というわけで、久しぶりの鉄塔巡礼でございます。
就活も終わり、とりあえずトラウマも癒えまして、今回久しぶりの巡礼です。

復帰1発目ということもありまして、リハビリも兼ねて、近い場所が良いなと思い、
千葉県の中部か、茨城県の南部にターゲットを絞り作戦を練る。
千葉県内は近くても養老渓谷(ジモティーじゃないと分かりづらくて申し訳ない(^^;)まで
行かなくてはいけないので、今回は却下。
幹線道路をひた走れば行ける茨城県南部に決定。

そうなると、行けるのは「茨城放送・土浦」か「常陸鹿島」なのだが、
この話を、恒例の鉄塔仲間の I 氏に話してみると、
「土浦はどんなに頑張っても、片道1時間はかかるぞ、その代わり鹿嶋は51号を下れば行けるよ」とのこと
そうかと納得。鉄塔の神がついている I 氏の意見に従うことにする。

出た時間が午後2時ということもあり、急ぐため高速で鹿嶋まで移動。
東関東自動車道を、ガンガンに蒸かして進む。

午後3時、途中道の駅で寄り道をしたものの無事到着。
海と鹿島サッカースタジアムの中間にあり、野っぱらのど真ん中に鎮座しておりました。
麓から海はは見えませんでしたが、サッカースタジアムはくっきりとよく見えるくらいの近さに存在します。
不思議なことに、この鉄塔より山側に灯台があります。
海運の知識は無いので分かりませんが、灯台って海辺にあるもんじゃないんですかね(^^;

とりあえず、感を取り戻すべく、激写激写。
でも、どんなに時間が経っても忘れないものですね。帰ってきて写真を確認しましたが
要点はきっちり押さえておりました。

<補足事項>
ちなみに、送信所の名前は「常陸鹿島」ですが、市名は「鹿嶋市」。
これは、「佐賀県鹿島市」が先に市制施行したため、重複しないよう
後で市制施行した「茨城県鹿島町(当時)」は「島」の字を「嶋」に変えて登録、
このようなズレが生じたのでございます。

:写真:(写真をクリックすると大きくして見られます)
●塔全体(遠景)
NHKと在京民放が勢揃いしてるだけあって、立派です。
田舎に行くと田園風景に鉄塔というのが当たり前ですが、
ココも例に違わず、畑の雑木林に囲まれる形で立ってます。
●塔全体(麓から)
高さは、50m。
大きさ的には中くらいの部類に入ります。
●局舎
左手前が給電、その奥がNHKの何か、真ん中がアナログ局舎、
右がデジタル局舎のようです。
●局舎@
アナログ局舎です。
年期と、表の看板から推測。
だって、デジタル局舎なら「全国朝日放送」は無いでしょう(^^;
●表札
アナログ局舎前の表札です。
●NHKの何か?
たまごNHKロゴなので、デジタルか、アナアナ変換をしたときにでも建てたもの
でしょうか?
用途はさっぱり分かりません。でもどこかで見たことあるような・・・。
●プレート
この左側のプレートで50m鉄塔だということが判明しました。
右側は材質が書いてあるようですが、分かったところで・・・。
鉄塔の製作は、老舗「電気興業」
●塗装表示
おなじみNHKアイテックです。
管理もNHKアイテックなのだろうか?
●塔頂上(送信部)
詳しくは上記のスペック欄をご覧ください。
北が下向きなのは、鉾田とエリアがかぶらないようにだろうか?
●塔中腹部(受信部)
八木とプレパラ。非常に豪華です。
下のプレパラやグリパラの付き具合を考えると、ダイバーシティーで
受信感度の良いものを切り替えて送信している模様。
●塔中腹部(受信部)
八木だらけです。
2011年にはすっきりしちゃうんだろうか・・・?
●塔中腹部(受信部)
筑波固定局受けのスペースダイバーシチプレパラと、
佐原受けのプレパラです。上部のプレパラと対で佐原からスペースダイバーシチで
デジタル回線を拾ってるのでしょうか?
まぁ、佐原はTTLでSHF波を出してるはずなので、受信は可能だと思いますが・・・。
●塔中腹部(受信部)
受信部の配置がわかりやすいように、ちょっと引きで撮ってみました。
上の方にあるプレパラの下から2番目のプレパラ、真ん中のグリパラは同じ方向を。
一番下と下から3番目のプレパラは同じ方向を向いてます。


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