巡礼番号:弐拾壱
:千葉テレビ放送・多古テレビ中継局:
(千葉県香取郡多古町)


:電波塔の特徴・スペック:
所在地:

千葉県香取郡多古町南中字高田

高さ:



入力方式: 2mφ?(直径2m)プレートパラボラアンテナ ×1 

出力形式:

4L双ループアンテナ 2段4面1式

出力:

映像:3W
音声:0.75W
平行偏波

役割: 船橋三山送信所の受信・再送信

所有・管理者:

株式会社 千葉テレビ放送

送信チャンネル:
36ch

基本設備: 非常用無停電装置
(昭和62年新設・TPS-242R)



:アクセス:
公共交通機関 なし。

:感想及び補足:
車は便利だね。
どんなに不便な場所でも、スイスイと行けるんだから(^^;
ここも勿論、公共交通はありません。
従って車です。

前から、多古に中継局があったのは知っていたのですが、ここばかりは徒歩では行けないだろうと思い、
免許取ったら行こうと思ってましたが、こういう形で行くことになるとは思ってもいませんでした。

さて、下総光を見終わった我々は、佐原リベンジを目指すため、また今回合併した新生香取市を
見に行くため、一路佐原を目指します。

 I 氏運転の元、佐原に行く途中、多古を通った際に不可思議な鉄塔らしき物を発見。
「携帯の鉄塔にしては、ごついな〜・・・」
「上についてるの、双ループじゃねぇか?」
「・・・あっ! そういえば多古に中継あったな〜」
「行くべ!」
というわけで、地図もなく鉄塔が見られる方向だけを頼りに、鉄塔に向かう。
しかし、途中紆余曲折しながらも、ニアピンというところまで行くが、麓まで行けない・・・。

なぜだ・・・

しばらくして、I氏と私は1つの結論にたどり着く。

「道がないんじゃないか・・・?」

察したとおり、道がない。
下の写真をご覧いただければ分かると思うが、この鉄塔、完全に畑に囲まれているわけである。
どうするか・・・?
考えた末出した結論は「車は道路に停めて、あぜ道を歩いていこう」という結論にたどり着く。
いくら辺境の鉄塔とはいえ、保守やメンテナンスの作業はするでしょうから、全く道がないことはないだろう。
あぜ道くらいはあるんじゃないかという考えから導かれた結論でもある。

早速、善は急げとばかりに、車を路駐し、ぬかるんだあぜ道を這い、目的地に向かう。
勿論、路駐した場所からも鉄塔は見えてはいるし、歩くと言ってもせいぜい300mくらいなので、
さほど苦労もすることなく、目的地にたどり着いた。

塔を見て驚いたのは I 氏だった。
「こんな電波塔あるの?」とのたもうた。
そりゃそうだろう、電波塔といえば少なからず紅白の鋭角二等辺三角形を想像するが、
これは、そんな姿からはかけ離れた、
まるで学校の焼却炉(もう、ほとんどの学校には無いみたいだけど(^^;)の煙突みたいな風体である。
私はというと、大船を見ていた影響もあり、驚きはしなかったが、
正直大船を見たときは「ちっちぇえなぁ〜」と思った事を、この塔を見て思い出した。

早速、写真を撮り、今度は本当に佐原を目指し走り始める。

(佐原送信所のレポートは、以前の巡礼報告をリライトしましたので、ご了承ください
詳しくは「巡礼番号:拾壱 佐原テレビ中継放送局」をご覧ください)

:写真:(写真をクリックすると大きくして見られます)
●塔全体(遠くから)
ミニサテ局とまではいわないものの、こぢんまりした鉄塔です。
感覚としては、大船中継局と同じくらいの物。
●塔全体(麓から)
普通の鋼管組み合わせ型の鉄塔です。
●局舎
公衆便所・・・失礼(^^;;;
まさにそんな感じの建物です。中には無停電施設も完備されてます。
●表札
上の写真をご覧いただければ分かるとおり、扉の右側にある物です。
●塔頂上(送信部)
双ループアンテナです。こちらも一般的な物です。
この塔からは、チバテレビしか出ていないので、2段ともチバテレビが使っています。
●塔中腹部(受信部)
グリッドパラボラアンテナ。2mφくらいの大きさでしょうか?
このアンテナで船橋三山を受信しています。
●塔ふもと
小規模局はここを確認せよ!
ここもきっちり見える場所にありました。
あらまし板が朽ち果てた今、頼りになるのはこいつのみ(^^;


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